sappalenia’s blog

無責任な戯言です

ポエッた

夏の近づきを感じて、なんか書いてしまった。

 

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夏、外にて

 

 

 幼少の頃、死んだように真っ青な青空。

 

 蝉だけが空間をひとつ鳴り響き、何処からか来た微風が頬を掠める。

 

 この人生の幕間、どうかこのまま私の一生を埋め尽くしてしまえ! 

 

 願ってみる、思ってみる。

 

 ジリジリ、ミンミン、焼けつく砂利の中をポツン、額に汗の筋を拭うことそれすらも、厭われて。

 

 コントラストは明瞭に、直上よりの陽気は物と物の輪郭を射止めたように際立たせて、流れる時間すらこの場に釘付けにしてしまうようで、寸暇の郷愁や胸中の暗がりというものが、見透かされたようにフォーカスされる。

 

 生命に満ち満ちる時季、力強い太陽光線を一身に受けて、動植物と太陽光線との躍動する生命力に圧倒され、どこか後ろ暗い心地がしてくる。

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要は、夏のあの眩しいさなかにボーッとしてると、死にたくなるし、時が止まった気分がするし、ずっとこのままがいいなとか思ってしまう、と言いたい。幼少期を象徴する夏ですね。