sappalenia’s blog

無責任な戯言です

精神の自由と創作による生活基盤の確立について

 精神の飛躍をさせたいとずっと思って生きてる。その為には論理と感情の両面を観察して発揮せねばならず、うまく現状の功利に合わせてやらなくてはならない。この精神の飛躍とは結局現状対処であるというところに虚無主義への隘路であったり、疑いによる前進の停止へ誘われたりと、妨げがあるように感じる。精神の飛躍が現状対処であるならば、精神の飛躍とは効率ではないかと思われる。しかし、この点から効率のみを求め出すようになると次は心が不調をきたすし、結局対外関係に不調をきたす。

 だから最終的には、効率を求めた先の盤石な地盤に足を踏みしめて、現状対処が間に合っている段階になって初めて自由な思考の旅を始めるのが筋になるかと思う。だとしたら、それは結局ギリシア時代の、奴隷の労働に担保された暇を持つ自然哲学者達の思索と同じなのではないか?

 そう思うとやはり、自由な精神への必要条件は暇ということになるし、いかに忙殺されないかを戦略立てていかなくてはならない。そしてこの戦略と自由な精神に近いものを融合させた生業こそが仕事として確定した創作活動なのだと思う。そういう点で、認められた創作活動、認められた創作者としてのブランドに価値を感じる。それは実利を伴った自由なる精神活動なのだから。